なぜ誕生したのか

ディスコミュージックがかかるシーンといえば、もちろんディスコです。今ではクラブと呼ばれるシーンに様変わりしましたが、音楽を感じて踊るという意味では、ディスコもクラブも大差ないでしょう。アメリカで誕生したように思われがちなディスコですが、実は生まれはフランスです。語源もディスコテーク(Discotheque)であり、フランスのナイトクラブで戦時中に生バンドの演奏が禁止された折り、レコードをかけるようになったのが始まりだといわれています。

やがて、1960年にアメリカ発のディスコが登場しましたが、その様相はフランスのナイトクラブ風だったのです。はじめは生バンドの演奏が主体だったものの、次第にDJがレコードをかけてダンスフロアで人々を躍らせるようなスタイルに変化していきました。70年代に入ると、ディスコの客層が黒人やヒスパニック系へと移り変わります。ニューヨークでDJプレイの元祖が活躍し始めたのも、この頃です。

現実から逃避してダンスがしたい、そんな人々のニーズが、オーケストラサウンドとラテンリズムの融合を生み、ディスコミュージックの基本が出来上がりました。1960年代に生まれたディスコが、1970年代半ばになって遂に本格的なディスコミュージックへと昇華を遂げたのです。